企画書を作成する際に、初心者がついついやってしまうのは、いきなり企画書を書きはじめてしまうことではないでしょうか。
良い企画書にするためにも、最初のコツとして企画書のフォーマットを作成することをおすすめします。
企画書のフォーマットとは、ページ構成をどうするかということです。内容により変動はしますが、必ず入れるべきページ構成はあります。例えば、見積りやスケジュールといった項目が該当します。
それでは、解説をしていきます。
なぜページ構成をフォーマットすると良いのか
企画書をフォーマットすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
それは、以下の3点となります。
- 企画書を早く仕上げることができる
- 企画書の質が向上する
- 今後の企画書作成にも応用できる
それでは、1つずつ説明します。
企画書を早く仕上げることができる
構成がある程度決まっていれば、ゴールまでの道が見えているようなものです。
そのため、どのように仕上げるか迷うことなく制作することができます。
企画書の質が向上する
ページ構成を先に作っておけば、何を記載しないといけないか漏れなく制作することができます。
また、各ページの目的が明確になり、企画書の質が向上します。
今後の企画書作成にも応用できる
企画書ごとに、多少のページ構成は変える必要はありますが、一から全てを考えるのは大変です。フォーマットを用意しておけば、新たな企画書を作成する際にも、取り組みやすくなります。
必ずしもフォーマット通りに作成しないとダメということはありません。フォーマットを活かして、企画の内容に合わせてページ構成を変更していけば、問題ありません。
企画書ページ構成のフォーマット
実際に企画書を作成する際のフォーマットをどのようにすればよいのか。
それは以下の6つです。
表紙
表紙がないと、何の企画書なのかが不明です。
表紙に記載するのは、一般的には以下の項目があります。
- 企画書タイトル
- 提案先企業名
- 日付
- 企画書担当会社
- 企画書担当者名
表紙では、タイトルをはっきりと見せましょう。企画書を見てもらう人に、興味をもってもらうためにも、大事な要素の1つです。
問題定義
ここでは、企画をするにあたり、どのような問題や課題があるのかを記載するページです。
例えば、ある商品の売上を上げるための販売促進を企画する場合は、なぜ販売促進をしないといけないのか考えます。そこに、売上が上がらない問題点や課題があるはずです。
その問題点や課題を記載することで、なぜ企画する必要があるかが明確になります。
解決方法
問題点や課題をどのような方法で、解決するのかを記載するページです。
企画される側からすると、最も気になる箇所となり、企画の具体案や具体策を伝えます。
企画のゴール
解決方法を実施することで「どのような結果が得られるのか、どのような未来の姿があるのか」を記載します。
企画をするからには、現状からの変化を求めています。変化がなければ、そもそも企画する意味がありません。企画書には必ず必要なページとなります。
予算
実際に企画を進行する上で、必要な予算を記載しましょう。
記載する際には、ざっくりとした費用ではなく、ある程度正確な費用を記載しましょう。
スケジュール
企画を進行するスケジュールも必要です。
例えば、以下のような項目が考えられます。
- 打合せ期間
- 制作期間
- 納品までの期間
- イベントなどの実施期間
などです。
企画の内容により、項目を増やすようにしましょう。なるべく細かく記載する方が、伝わりやすくなります。
まとめ:いきなり企画書は書かない。
初心者でも簡単に企画書を作成するコツは、6つのページ構成のフォーマットを作ることです。
- 表紙
- 問題定義
- 解決方法
- 企画のゴール
- 予算
- スケジュール
企画の内容はもちろん重要ですが、企画書をどのように構成するかも重要です。
企画内容だけを伝えても、「どのくらいの予算がかかるの?」「企画を実施するとどうなる?」「スケジュールは?」と、必ず相手が気になる点があります。
それらを少しでも解消するためにも、企画書で具体的伝えるようにしましょう。
僕が企画書を作成する際に勉強した書籍もありますので、参考に記しておきます。
気になる方は、こちらからどうぞ。
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